P. D. ジェイムスはその著書『人類の子供たち;The Children of Men』で描いた未来図の中で、「人間を最もいらだたせ、混乱させるのは、迫りくる種の滅亡でも、それを防ぎ得ない無力さでもなく、その原因を発見できない焦燥感である」と予見しています。
そして、「西欧医学と西欧科学にとって、この究極の敗北の重大さと屈辱はあまりにも予想外だった。…科学は神と崇められていた。」と彼女は書いています。
彼女のいうその神によってもたらされた「エネルギー、医薬、人工心臓、自動車、電話、テレビ、コンピュータなど」がなかったら、どのような現在が想像できるでしょうか?しかし、私たちはこれまで現代社会を支えてきたことに決して驕ってはならないのです。
科学と自然の調和、これこそ私たち人類が今後も生存し続けるために必要不可欠な条件なのです。人類は直面する飢餓、病気、環境破壊、そしてエネルギー問題などの難問を解決しなければならないのです。創域理工学部先端化学科では環境調和型科学をめざし、「エネルギーとニューマテリアル」をキーコンセプトとして、東京理科大学伝統の実力主義を継承しつつ、基礎教育と先端材料の研究に力を注いでおります。ここであなた自身の人生の目標をきっと見つけることができると確信しています。
先端化学科主任
- 2023年06月8日
- 研究成果がテレ東BIZで紹介されました
- 2023年06月8日
- 研究成果がNHKで紹介されました
- 2023年06月8日
- 無機マテリアル学会において学術賞を受賞
- 2023年06月8日
- 第41回スガウェザリング財団賞科学技術賞を受賞、『日刊工業新聞』に掲載
- 2023年04月30日
- 『ACS Macro Letters』誌のSupplementary Coverに選出
- 2023年04月16日
- 先端化学科 防災訓練・講習会を実施しました
- 2023年04月5日
- 2022年度 理工学部長表彰