長澤 慎2003年修士卒 日本製鉄株式会社 勤務

私は、化学実験に興味があり、実験実習の多い本学科に入学しました。数多くの実験実習を経験することで、最先端の化学の知識と実験技術を身につけられたと思います。 4年生と修士課程の3年間では、電気化学を用いて鉄のさびに関する研究に取り組み、専門性を深めました。卒業後は、その専門性を活かして鉄鋼メーカーに就職し、海岸地域や海洋などのさびやすい環境で使用される橋梁や船舶などを対象に、腐食しにくい(さびにくい)鉄鋼材料の研究開発を行い、(公社)腐食防食学会の進歩賞を受賞することができました。振り返ってみると、学生時代に身につけた基礎力、研究に対する姿勢、対話力が、現在の自分を支える基盤になっております。